[マウスピース/楽器を選ぶ!]アルトサックス/ソプラノサックス/テナーサックス(サックス教室・レッスン)


コンテンツ

【特別企画】ハギーのワンポイントレッスン!
文章では伝わりにくい内容を音声ファイルで紹介する、プチ講座です。

 ○ジャズ初心者向け〜ジャズっぽく吹くには?フレージング基礎編〜


◆サックスや音楽について思うこと。

 ○#4.初級〜中級者の落とし穴。歌うようにサックスを吹こう♪

 ○#3.楽器だけを練習しても上手にはなりません!その前にやるべきこと。

 ○#2.演奏が「作業」になっていませんか?

 ○#1.サックスとゴルフ!?

◆あくまで主観的、マウスピース別 印象論

 ○#1.王道?メイヤー

 ○#2.クラウド・レイキー

 ○#3.ヤナギサワ(メタル)

 ○#4.ビーチラー(メタル)

 ○#5.ビーチラー(ラバー)

 ○#6.リバイユ


◆サックス奏法について、よくある質問への解答。

○私の音色がどうも好きになれないんです。何をどう直せば良いのかわかりません。
アンブシュアもどれがいいのかわかりません…

 ○高音のピッチが高くて悩んでいます。あと音量をもっと大きくしたいと思うのですが、
どのような練習をしたらいいとかありますか?

過去のコンテンツ・メニュー サックス関連の情報を、旧サイトからもってきて整理しなおしました〜

◆ビッグバンド・ジャズ(Big Band Jazz)というジャンル。←(ハギー学生時代の演奏ムービー付!)


◆サックスプレイヤーの知っ得情報コーナー

 ○マウスピースの構造(ジャズ系のマウスピースを選ぶ方は必見)

 ○マウスピースを選ぶ!

 ○オモリの恐怖。〜恐怖シリーズ第1弾〜 むやみにあと付けパーツを付けてはいけません。

 ○リガチャーの恐怖。〜恐怖シリーズ第2弾〜 やみくもにリガチャーを交換してはいけません。


◆こんなに安いサックス、ツカエルノ?

 ○その1

 ○その2

 ○その3


◆私の使用楽器とマウスピース、リガチャー、リードのセッティング

 
コンテンツ[ 記 事 ]

【特別企画】ハギーのワンポイントレッスン!

その1「ジャズ初心者向け〜ジャズっぽく吹くには?フレージング基礎編〜」

「ジャズを始めたんだけど、なんかジャズっぽく吹けない」
「ジャズのフレーズをコピーしたのにカッコよく吹けない」
「吹奏楽しかやってないけど、ジャズって吹き方がちがうの?」

こんな疑問をお持ちの方はちょっと寄ってってくださいな♪
ここでは、ジャズのフレージングの基礎になる、オープン・クローズについて、そのニュアンスの違いを音声ファイルで説明します。

ジャズでは、裏の拍にアクセントが付きます。これは基礎的な部分なので、フレージングによって必ずしも裏がアクセントになるわけではないのですが、こんなことを想像してください。バンドのコンサートに行って、盛り上がって手拍子をするときにはおそらくほとんどの人が2拍と4拍で手をたたくと思います。(いや全拍たたく!というのはちょっとおいといて…(^_^;))

これが1拍、3拍で手をたたくとどんな雰囲気だかわかりますか?

このページを見ている方は、おそらくみなさん音楽をやっている方か、すごく興味を持っている方でしょうからすぐにわかりますね?(^o^)
そうです。すごく日本的な雰囲気…、まるで○○音頭!みたいなかんじになってしまいます。

裏にアクセントを置くっていうのは何も特別なことではありません。ジャズに限らず、ポップス、ロックでも共通する「カッコよさ」なんです。
なので、このオープン・クローズというニュアンス、フレージングの話もジャズに限った話ではなく、管楽器奏者にとってはこのジャズの奏法がクラシック以外のすべてのジャンルを演奏するための基礎となります。

まずはその基礎中の基礎、どんなふうな音色の吹き分けなのか、どんなふうに雰囲気が変わるのか、そのへんの入り口をこのサウンドファイルで確認してください。

では基礎編のサウンドファイルへGo!

 

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◆サックスや音楽について思うこと。

#4.初級〜中級者の落とし穴。

(過去ブログより抜粋編集)

いつも生徒さんのレッスンをしながら、
みなさんに共通する部分で、とっても気になる部分があります。

それは、楽器を持った瞬間から自分が自分ではなくなってしまうこと。

というのは、サックスが吹けないっていう意識が強すぎて、
本来自分が持ってる音楽性が、完全に扉を閉じてしまうのですね。

口で歌ったら、絶対そんなに不自然な歌い方をしないはずなのに、 サックスだと、元々できないと思ってるから、
自分の脳でノーチェックになっちゃう。(ダジャレじゃないよw)

サックスっていう楽器の技術レベルに、 自分の音楽性を合わせちゃってるのね。

「いやいや、そんな音楽性もないですよ〜」なんて思う人も、 絶対にそんなことはないわけです。

歌に自信がない人でも、童謡ぐらいなら丁寧に歌えば、 キチンと歌えるはず。

本来持ってる音楽性、音楽脳があるのに、 楽器を持つと、フタがされちゃう。
こいつはネガティブだ〜(; -ω-)

先に楽器ありきで考えると、そうなりがちですね。 楽器でできることがイコール自分の音楽性の上限だと錯覚してしまっています。

もっと口で歌ってみましょう。

口で歌うと不自然ならすぐに気づくし、 余裕もあるので、歌い回しも良くなります。

これは元々自分が持っている音楽的な感覚です。

元々持っているんだから、ケチケチせずに使いましょう。

その音楽力を外に出す手段をサックスに変えるだけです。 そうすれば、技術がともなわなくても、 持っている技術を最大限に生かした、 自然な表現ができるようになります。

歌は、呼吸や歌詞が有機的にうねっている流れです。
楽器の構造がメカニカルだからといって、 音楽が無機質になる必然性はありません。

でも、こう言っても「技術的に未熟だからまだそんなレベルにも行ってないよ〜(>∩<;)」って思う人もいます。

本当に技術だけの問題でしょうか?

テクニック不要で、気づくか気づかないかの違いだけの問題がたくさんあるのです。

表現というとハードルが高く感じるかもしれませんが、もっと低いところです。

伸ばしている音をどこまで伸ばすのか、どこで切るのか。

チューリップの歌なら、

さ・い・た! さ・い・た!

だとおかしいですよね。w

これが、

さーいーたっ さーいーたっ

になるとどうでしょう。最後の音だけ短く切れてる状態です。

口で歌ったら明らかにおかしいのですが、サックスで吹くとこのまま吹いても気にならなくなってしまう人がいます。

これこそ技術ではなくて気づいたか気づかないかの違いです。

自分自身で気づけることがもっとたくさんあるなら、とてももったいないですよね。

気づくだけで改善されることは、いっぱいあるんです。

そして、いよいよ技術を伴わないと改善できないということがでてきたら、
必要にせまられてそのポイントを練習しようと思うわけですね。

必要になったことを練習する。これがシンプルで自然な流れだと思います

もっと歌うようにサックスを吹きましょうヽ(゚∀゚ )ノ

 

#3.楽器だけを演奏しても上手にはなりません!その前にやるべきこと。

「どうやったら上手くなりますか?」

この質問って、究極の質問ですよね〜ヽ(゚∀゚ )ノ

もちろん練習するしかないんだけど、練習方法もわからないし、何から始めればいいのかもわからない。
そして、手段も目標もわからないまま「上手くなりたい〜っ!」となんとなく思ってる人には、まず先にやらなければならないことがあります。

「ワタシはなんとなくじゃなくて、本気で上手くなりたいのっ!」って思ってたとしても、
行動がホンキでない場合はやっぱり「なんとなく…」の部類に入ってしまいます。

ちょっとメンタル面の話になりますが、「うまく」なりたい、という「うまく」はどんなモノでしょう。
それって具体的になにかを指すというよりも、「今以上に」という意味あいが強いように感じるんですが、
「今以上」の「今」は、目的地ではなくて、出発点ですよね。
だとすると、「どこどこへ行きたい」というよりも、「出発点から離れたい」という意味にも聞こえます。

つまり、一番必要な目的が見えないんです。

タクシーに乗った時に、目的地を告げずに「ここから離れてください」という人はいません。
いや、いるかもしれませんが、それはナニカから逃げないといけない人ですね。(笑)

話を戻して…、上手くなりたいっていうのは、自分が今の状態から変化したいということ。
そのためには、今いる場所を基準にすると、さっきのタクシーの話のようになってしまいます。

変化したいってなんでしょう。

とにかく今の現状から変わるだけでいいなら、方向性が間違っていてもいいことになってしまいます。
「人間から変われるなら、カエルになっても、虫になっても構いません」みたいな。(笑)

それじゃ意味がありませんよね。やっぱり良い方向に変化しないと。
つまり「目的地」です。 どこにいきたいのか。
それがわからないで漠然と「上手くなりたい」っていうのは、どこに行くのかも決めないまま、タクシーに乗るのと一緒です。
最悪、タクシーに乗ること自体が目的のようになってしまいます。

サックスが好きでやってるといっても、好きも色々です。
好きなんだから、自分にできることはなんでもできるっていう人もいれば、なにか代償が必要ならそれほどじゃないかも、って人もいます。
自分になにも負担がかからず、積極性もいらないんであれば、たいていのことが簡単に「好き」って言えるでしょうね。

でも本当の「好き」は、どんな代償をはらってでも、それを代償と感じない気持ちです。
無償の愛です。
・・・いや、それはちょっとカッコ付け過ぎました(笑)。
そこまでマジメな人もそうそういないでしょう。(^_^;)

実際には、努力が報われなければ嫌いになるでしょうね。ボク自身もきっとそうです。
「好き」を維持するためにはエサも必要です。
すごく好きな人がいても、あんまり冷たくされっぱなしでは嫌いになってしまいますよね。
せめて、たまには優しさというエサがないと精神的にキツイでしょう。なんの話だか分からなくなってきましたが(笑)
ちゃんと頑張ってるのに、まったく進歩がなければ、サックスだって続けていくモチベーションが維持できないってことです。
そのためにも、しっかり目的を持って練習することが、なによりも大事!

じゃあ目的ってなに?「もてたいから」・・・そんな人はほっといて…(; -ω-)
まず目的がわからない人は先に目的づくり、つまり目標づくりから始める必要があります。

絵が好きな人はどうやって練習するでしょう。

きっと、上手な人の絵をマネして、その色使いやテクニックを盗んで行くと思います。
一流の絵には、あふれるほどの表現方法のヒントや、テクニックが満載で、それをマネして絵を描けばきっと描いても描いても新しい発見が出てくるでしょう。10回描いても11回目には、また自分に足りない部分が見えてきたりするものです。

では、サックスをやっているあなたが練習するにはどうしますか?
練習曲?練習用の楽譜をいろいろ買ってくる?タンギンク練習?ロングトーン?スケール練習?

もちろん全部必要なことですが、さっきの絵の話を思い出してください。

楽譜って、マネできるものですか?
楽譜って作品ですか?

いえ、ちがいます。

楽譜自体は作品ではありません。作品を書き留めておくための記号の集まりです。そこを勘違いしないことがとても重要です。
もしあなたが、オモシロイ話を聞いたとします。
そして、「よし、これは聞いたまま誰かに話してやろう!」と思ったとします。 そして簡単なメモをとりました。

もちろん全部は書けませんから、要点を絞ってメモします。
そのメモを見ながら元の話を思い出して、自分が聞いたままの話を誰かにすることができるわけです。

楽譜はこのメモと一緒で、作品のすべてが表現されているわけではありません。
あくまでも簡易的に分かりやすく要点をまとめたメモのようなものです。
それを作品の意図をくんで、音に再現するときにどう表現するかが必要になります。
乾燥保存されたカップラーメンのように、自分が熱湯をかけて元の状態に戻して上げるわけです。
それがわからないと、お湯もかけずに堅いままの麺をバリバリ食べることになります。

楽譜はこの乾燥麺と一緒で、あなたのお湯のかけ具合によって再現されます。
そこを意識できないと、楽譜から得られるものはあまりありません。

テクニック練習に特化した運指中心の練習であれば、楽譜はとても有効なテキストになりますが、
「指が動く=上手い」という単純なものではありませんね。

ロングトーンにしたって、ただひたすら音を伸ばすだけで、なーんにも考えてなかったら、ただの体力作りです。
もちろんやった方がいいに決まってますが、というかやらなきゃダメですが(笑)やり方によって極端に結果が変わってきます。

目標が具体的に持てないままの練習は効果が薄いのです。

サックスを練習する上で、直接的にマネできる作品は、サックスの演奏しかありません。

すばらしいサックスの演奏をたくさん聴くことで、良い音色がわかるようになってきます。
美しいビブラートがわかるようになってきます。魅力的な歌い方がわかるようになってきます。

どれもこれも一緒に聞こえるようでは足りません。プレイヤーごとに音色やビブラートのクセもちがいますから、
その中で自分がどれが好きかはっきりするまで聴き込むことが必要です。

よく外人の顔はみんな一緒に見えるという話を聞きます。なぜでしょうか。
それは見慣れていないから微妙な違いがわからずに全部一緒に見えるという訳です。
毎日見ている自分の顔は、誰も気づかない程度にむくんでいるだけでも自分では気づくものですよね。

自分「うわ〜、こんな顔じゃ表に出られないよ〜!」

友達「え?べつにいつもと一緒じゃん」

みたいな・・。(笑)


動物の顔だって、飼育係の人は一頭一頭の顔の見分けがつきます。それは見慣れているから。

サックス吹きとして、サックスの音の聞き分けがつかないようでは、まだ聞き慣れているとは言えません。
自分の目標にするんですから、どれもこれも一緒に聞こえるようではまだまだです。
そのぐらいに聴き込めば、なにがちがうのか、どうちがうのか、自分の音色は、ビブラートはどこが、なにが足りないのか。

いっぺんにではないにしても、少しずつ見えてきます。そうするとサックスを聴くこと自体の楽しさも段違いにアップします。
最初はなんだかわからないけど上手いなーって思って聴いてたたのが、どういう表現がそう聴かせているのか、
その人のどういう部分に惹かれるのか、だんだん見えてきます。

そうやって、大事な部分の違いがわかるようになると、自分の好みっていうのも出てきます。
つまり、自分の行きたい方向、目的地が見えてくるわけです。このことこそが上達の秘訣です。

単純に考えてみると、好きな物に好みがないのはおかしいですよね。
ラーメンが大好きと言っておきながら、どこの店のが好きかとかはない…。
なんでも一緒とか。

これは変です。

 

楽器を吹いてるのは誰ですか?ー もちろんあなたですよね。
サックスは自動操縦ではありません。

あなた自信が「どうしたいか」というイメージにサックスはついていくしかありません。
楽器に使われているような、楽器に吹かされているような状態はいけません。
自分が主導することでしか、良い演奏はあり得ないのです。

つまり、あなたの脳で想像した音、ビブラート、メロディライン、音の切り方、それらが楽器から出て来ているだけです。
もし、脳でイメージしたこととちがう音が出たら、自分でおかしいと思うでしょう。
ここまで音を伸ばしたいと脳が考えているのに、音が足りなかったら「あれっ!?」となるでしょう。そうなれば次は気をつけて、
思ったことと実際の音が重なるように慎重に演奏すると思います。

これが上達のラインです。

なにも思ってなければ、なにも感じません。
これがいつまでも上手くならないパターンです。

人間は思ったことしかできません。どれだけ具体的に思うこと(イメージすること)ができるかにすべてがかかっています。
サックスは工芸品ではありません。楽器です。楽器というのは神聖なものでもありません。道具です。
道具はどう使ってあげるかがすべてです。使い手によって価値が変わってしまうのが道具です。
ピカピカに磨いてあげるだけでは、道具として楽器として、サックスは本来の輝きを失ってしまいます。

サックスは素晴らしい楽器という道具です。しっかりと楽器として輝かせてあげてください。

ボクの個人的な価値観からすると、楽器を神聖なものだと思いすぎることは好きではありません。
歴史のあるメーカーの昔からのこだわりによって磨き上げられた技術や構造、キーシステムなど、その歴史は素晴らしく、
老舗メーカーの楽器は、それ自体の重みも価値もあります

ですが、今や、そういった老舗メーカーのこだわりのシステムも特許期間が切れて、中国の激安メーカーが簡単にマネしています。
歴史もこだわりもないメーカーが、工業製品として自社の利益のためにバンバン安い楽器を作っています。

でも、実はこれはボクたちには歓迎されることで、楽器が安くなったことで入手しやすくなり、
今まで買えなかった人たちが自分の楽器を手に入れて、夢だったサックスを始めることができるようになった、そんな人もたくさんいるわけです。

実際、中国製の安い楽器でも、それなりにしっかり使えます。一流メーカーの10分の1以下の値段でも、
性能的には10分の1なわけもなく、実際はウデさえあれば一流メーカーの楽器に匹敵する演奏も可能です。

大事なのは、道具を道具として正しく理解して、道具のもつ性能を目一杯引き出してあげることが、
素晴らしい道具に対しての、正しい使い方だと思います。

楽器は神聖なものではなく、自分がどう使ってあげるかによって価値が出るものです。
楽器の存在感に負けてしまって、自分の存在感が小さくならないように気をつけたいですね。

所詮、道具ですから。(^ω^)

 

どうしても楽器が神聖なものだというなら、小学校で使ったリコーダーやハーモニカを思い出してください。

あれも同じ楽器です。楽器ということだけで神聖だというなら、楽器に優劣はありません。
学校に置きっぱなしで、ぞんざいに扱われていたあのプラスチックの楽器。
男子にはときにチャンバラごっこやバットがわりにされたあの楽器。

あれが1本10万円なら、さすがに誰もそんな扱いはしないでしょう。
でもそれって、神聖とかってことじゃないですよね。単に高価なものを大切にするという意識です。

サックスにびびってるとやたらと大きな存在に思ってしまうかもしれません。
自分がサックスにかなわないって、気持ちが負けそうになるかもしれません。

 

でも、これだけは忘れずに。

 

サックスがあなたにしてくれることは、何一つありません。

すべてはあなたがサックスを使ってなにをするか、だけです。

 

 

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#2.演奏が「作業」になっていませんか?

同じ本を読むときでも、同じ映画を観るときでも、脳みそを積極的に使って、つまりそれに集中して観ることで、
結果として情報の吸収率が違ってきますよね? より感動できたり・・・。

結局、どれだけ興味をもって取り組むかによって脳の活動は変わってきます。
つまらないことには脳は反応しないけど、オモシロイと感じることには、
脳に大きな刺激が与えられるわけですね。

まぁ、当たり前といえば当たり前の話。

でも、特に楽譜に頼って吹いているときって、
意外と脳みそが使えてなかったりします。

まず、目から入った情報を元に音符を解読します。
「なんの音か」「リズムはどうか」「その音はどの指づかいか」

そうすると今度はその音に当てはまる運指通りに、
指を当てはめます。

そして息を入れて音が出ます。

この場合、先に音のイメージがあるのではなくて、
結果的に音が出ているだけだったりします。

これだと意図しない音をたれ流しているような状態なので、
その場その場の音を処理しているに過ぎません。
これは次に繋がっていくような有効な演奏ではなく、
目から入ったものを処理しているだけの、まさに「作業」。

思い当たるフシのある人、いるんじゃないですか?(;゚Д゚)?

では、どうしたらいいと思いますか?

続きはまた書くことにするので、それまで考えてみてくださいね〜♪

 

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#1.サックスとゴルフ!?

音が良くなると、ただのロングトーンでも楽しくなる。ホントそう思います。

ボクは生徒にたとえ話でゴルフの話をしたりします。
ゴルフのスコアはあがってナンボ。打数が多ければいくら良いショットを打っても勝てません。
でも、そんなことは関係なしに、打ちっ放しの練習場に行ってスーパーショットを連発すれば…。
ゴルフしたことない人も想像してみてください。

高々とバックスイングしたドライバーでフルスイング!
その瞬間、軽やかな打音と共に、真っ青な空に白いボールが吸い込まれていくようにまっすぐ飛んでいく。

最高に気持ちいいでしょうねぇ〜(^o^)

ボクは別にゴルフがうまいわけでもないので、スコアにこだわるよりも、単純に気持ちいい一発を打ちたいって欲望のが強いですね〜。
そんなボクが思うのが、へなちょこなスイングでしょぼーい玉を打ってるのにそこそこ良いスコアで上がって人って…(・ε・)ドウナノ?
っていうことです。(笑)

もちろん楽しみ方は自由なんで、そういうスタイルで楽しむのも当然あり……というか、本来そういうスポーツなんですよね、ゴルフって。(^_^;)
ボクの解釈が間違っていることは重々承知の上で書いてます。ゴルフ大好きっていう方の猛抗議は甘んじて受けたいと思います。

ですが!!

そんな人達だって間違いなくスーパーショットが打ちたいはず!!
打ちたくないハズありません。

 

だって気持ちいいんだから!(^o^)

 

さてだいぶゴルフ一辺倒な話になってしまいましたが、これをサックスに置き換えてみてください。

全然いい音が出ないまま、そこを置き去りにしてそこそこに曲を吹き、ちょっとテクニカルな曲なんかも演奏できちゃったり…。
もちろんやっている本人は楽しいでしょうが、まだホントの楽しさは知りません。

もっといい音が出せたらもっと気持ちいいのに!
って思いますよね。(^o^)

ゴルフは競技です。
なので、スコアが重要になってくるのには必然性があります。
ある意味、帳尻合わせも大事です。

ですが、サックスは競技ではありません。
点数で採点されることもありません。(コンクールは例外ですが…)
そもそも自分が楽しむための音楽です。

ですから、ぜひロングトーン一発で楽しくなれるような音をぜひとも目指してください。
フルスイングでスーパーショットを打つ楽しさを知ってください。

そうすれば難しい曲をやらなくても、イヤできなくても、
サックスは100倍楽しくなります。

ヘタな帳尻合わせではなく、音一発で気持ちよくなれる!
管楽器ってそういう楽器なんです。

学生さんなんかは、部の曲練習に追われてしまって、そういう基本的な部分を忘れてしまっている人もいるでしょう。
あまり楽しさを知らないうちに卒業になってしまう、なんてさみしいケースもあります。

そんなとき、思い出してくださいね。
楽しむために楽器をやってるんだってこと。

音楽は音を楽しむと書きます。
これが「音が苦」になってしまうとせっかく始めたサックスも嫌いになってしまうかもしれません。

 

え?

 

なんでそんなにしつこく言うのかって?

 

それは、初めてそんな音が自分の楽器から出た瞬間の、みんなの最高の笑顔を知っているから。(^o^)

 

おせっかい、失礼しました〜(^_^)v

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●よくある質問への解答集。

[お悩みのネタ]LISAさん

高音のピッチがすごく高くなってしまって
悩んでいます...
これはどうしたらいいのでしょうか?
喉が開けて吹いてもあまりピッチが変らなかったりします...
まだ開きたりないとかなのでしょうか?
それと音量をもっと大きくしたいと思うのですが,
どのような練習をしたらいいとかありますか?

[解答]

高音が高くなって、全体的に音量が出ない。
これは典型的な締めすぎの症状だと思われます。
下の歯が唇に食い込んで痛くなることないですか?


よくクラリネット奏者が、下の前歯が唇に食い込まないように、なにか間に挟んだりしているのを見かけたりします。ボクが高校生のころは、よくクリーニングペーパーを小さく折って挟んだりしているのを見かけました(^_^;)
まぁ、クラリネット奏者でもそれじゃあ噛みすぎだとは思いますが、サックスの場合はもっと良くないですね。LISAさんは、なんとかノドを開けて吹こうとしています。これはとってもいいことだと思います。
が!それに連動してアゴが開かないと音は大きくなりません。

楽器が鳴るのは、いくつもの物理現象が組み合わさって音がなっています。

まず、リードとマウスピースの隙間に空気が流れると、リードの先端が早い空気の流れに吸い寄せられて、マウスピース側にしなります。そしてリードの反発力で今度は反対に戻ってきます。結果、リードが振動して音が鳴るワケですが、「音量」とはすなわちこのリードの振動する量です。

では、どうやったらこの「リードの振動量」を増やすことができるでしょうか。


自分の顔の骨格を想像してみてください。息の通る道はどうなっていますか?
口の中の形とかノドとかの事はちょっとおいといて、レントゲン写真みたいな骨の部分を想像して、リードが大きく振動するのに最強に邪魔になる部分がわかるでしょうか?

それは下の歯です。
下の歯の位置が高いと、上の歯と下の歯の間のスペース(間隔)が狭くなりますよね。
このスペースがそのまま音量につながります。

つまりこういう事です。

たくさん息を入れて、どんなに圧力をかけて吹いても、リードが大きく振動するには、その振動するスペースが必要です。そのためには、下あごの位置をできるだけ下げて、振動の邪魔になる下の歯の位置をもっと下げる必要があります。

リードの振動の振幅を大きくしたいのに、リードの振動したいスペースよりも狭い位置に、硬い歯があったら?
間違いなくそれ以上はリードは振動しない、つまり大きな音は出ないということです。

ですが、ただ下あごを開こうとしても、柔軟性のない口のままでは隙間があいて息が漏れてしまって吹けないでしょう。これは、下唇のクッションとしての機能・厚みが足りていないからです。薄くて硬いクッションのままで下あごを開いた場合、たとえ音が出ても、とても不安定でキタナイ音になってしまいます。

口を横から締めて、口全体を縦型に使うイメージが必要です。横から締めると、唇が厚くなりますね?この厚くなった唇の筋肉をクッションとしてしっかりとリードを支えれば、その下から支えている下の歯の影響を受けにくくなります。

リードを支えるクッションは下唇です。できるだけ柔らかくて厚いクッションに支えられたリードは音質を丸くし、さらにリードの振動スペースも柔軟性により確保できるため、リードが良く振動してたくさん鳴ってくれます。

たとえば、上も下も歯で直接マウスピースを噛んだらどんな音がすると思いますか?リードは直接歯に支えられています。
もちろんひどく硬くキタナイ音になるでしょう。

下唇を薄く使っていると、下の歯の硬さを吸収できずに、リードに硬いモノが当たっているのと同じことになります。

たとえば指で唇を押さえてみれば、その下にある歯の硬さを感じることができますよね?でも、横から寄せた厚い唇であれば、上から触っても歯の硬さはほとんどわからないでしょう。

ちょっと話を整理します。

口を横から寄せて縦型に使うイメージを持ってください。下唇をもっと厚く使って、良いクッションにすることが大事です。クッションが厚くなるということは、その分、下あごはもう少し下から支えることができます。

クッションが厚くなることで歯が当たるところも痛くなくなります。弾力性のない薄クッションでは歯とマウスピースに挟まれてちぎれるような痛みを感じますが、弾力性のある厚いクッションでは、少々歯で噛んだところで、クッションの柔軟性で挟まれるような痛みはなくなります。

あと重要なのがリードの選択です。

リードが硬すぎる場合、かなり締めないと鳴ってくれません。しっかりした口ができた後で、意図的に硬いリードを選ぶことはまだ考えられますが、口が安定していない人が硬いリードで吹くと、無理な力で締めることになり支え方のバランスなど考える余裕がまったくなくなってしまいます。もう音を出すだけで必死!という状態。
なので、できるだけ音の出やすいリード。あまり締めなくても音が出せるリードでいろいろ研究しましょう。

ここまで書いてきたイメージは、吹奏楽もジャズも一緒です。口を開く量が違うだけです。ジャズの場合はマウスピースのオープニングサイズも違いますし、出す音量も大きくなるので、口の開き(アゴの開き)はかなり広くなります。
吹奏楽のセッティングではそこまで積極的に広げなくても「それまでよりも少し大きく口をつくる」といったぐらいのイメージでいいでしょう。

また、音域によっても開く量はもちろん変わってきます。低音の方がたくさんアゴを広げて吹けます。高音に行くとそんなには広げて吹けませんが、中低音でしっかり音のイメージができてくれば、自然と高音も楽に吹けるようになるでしょう。

あと重要なのが、しっかりした圧力をかけて息を入れるということです。めいっぱい吹くことで、リードの広がろうという力が大きくなるので、少し広めにイメージした口とのバランスがとりやすく、リードの反応もわかりやすいでしょう。

柔軟性をもったアンブッシュアを手に入れることで、最終的にはとてもリラックスした口で楽に大きな音が出せるようになります。もちろん音程もよくなります。

練習方法ですが、これは他の方の質問にも書いたことと共通します。
その時は、「音が細くて硬い」という悩みだったのですが、これも唇のクッション性能にかかる問題でした。

「太い音が出ない」というのは、リードが大きく振動できない環境=アゴが閉まっている
「音が硬い」=下唇のクッションが硬い

アゴをひらくには、クッションを厚くつくって口を縦に使うようにすることが必要でした。
その時のトレーニング方法を転記しておきますので、参考にしてください。

[BBSからの転記部分]---------------------------------
トレーニング方法としては、最低音(Bflat)の音、つまりタンポがすべて閉じた状態で口をゆるめてちょっと荒っぽく息を入れてみましょう。バリバリ鳴らすつもりで『ボォーーーッ!」っと。
この時、決して口を締めないことが大事です。サックスのタンポがすべて閉じた状態、つまりは入り口から出口までが一本のラッパになっている状態で、楽器自体をしっかり振動させるような音が出せると、意外とアンブッシュアに余計な力を入れずとも、しっかりと楽器が鳴ってくれることに気づきます。
口を締め付けすぎないように、逆に、息の通り道を開きながら吹くようなイメージをつけるために有効なトレーニングなので、ぜひやってみてください。

★質問者のお返事

その練習の後の音ですが、凄くスムーズな吹奏感が得られました!あまりの効果に吹きながら感動しました(^o^;)高音域はまだ音程が低く、音も細いですが、苦しい感じは全体的に格段に緩和されました♪
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と、一度のトレーニングで変化を実感されたようです。私のレッスンでも音質改善のためにこういうことをやっています。レッスンで生徒さんの楽器を私が吹くと、生徒さんが吹くよりも、かなり音が低くなるケースが多いです。というのは、みなさん常に口を(アゴを)締めすぎで、全体のピッチが高い状態で吹き続けているからです。


では、上のトレーニングはなぜ最低音なのか。

サックスはタンポ(管の穴を閉じるフタ)がたくさん付いていますね。楽器としてはマウスピースからベルの先までで一本のサックスですが、いつもそこまでいっぱいに使っているわけではありません。

管楽器は大きな楽器ほど低い音が出ます。(ピッコロとチューバを考えればわかりますね)サックスで音階を吹くときも同じ事で、上からだんだん穴を閉じていくと楽器が長くなって音が下がっていくわけです。穴が空いていると、そこまでの長さしかない楽器と一緒ですからね。なにもキーを押さなければ、ほとんどネックだけで吹いているような長さになるわけです。

そして、穴を全部閉じたときが、ベルの先端までの長さを使った音程の楽器になります。もちろん上の音でも楽器全体を使って響いてはいますが、音程に関してはそういうことです。

上の音は本来のサックスの長さをほとんど使いませんから、それよりもある程度タンポを閉じていった低めの音の方が、楽器として吹奏感に安定(安心)を感じます。適度な楽器の抵抗感があるから吹きやすいのです。そして、こういう抵抗感のある音の方が、口を(アゴを)広げて吹きやすく、音色の変化がわかりやすいのです。だから一番管を長く使える最低音では、音色も安定していて、リードもたくさん振動する音なので、音さえ鳴ってしまえばバリバリ安心して息が入れられるのです。

あと、下の音階から上がっていってドからオクターブキーを押したレにあがると急に楽器の抵抗感が変わりますよね。ここでいきなり使う管の長さが大きく変わるからです。ですから、このレとかミなんかも抵抗感のある音なので、わざと音程を少し低くとるぐらいのつもりで、アゴを開く練習をしてみましょう。

長くなってしまいましたが、サックスの音の鳴るしくみや特性について書いてきました。サックスを吹く上で、こういった性質、どういう理屈で楽器が鳴っているかということを知っているのは、とても大事なことです。楽器が鳴るのは物理現象ですから、リードが鳴りやすい環境をつくってあげることが重要なのです。

もちろん「自分が」サックスを吹くわけですが、実際に鳴っているのはリードです。自分が頑張り過ぎちゃって空回り…という自分サイドだけの考え方ではなく、「リードが」気持ちよく振動してくれる、「楽器が」気持ちよく鳴ってくれる、そんな環境をサポートして最適化するのがプレイヤーだという考え方も必要かと思います。

さぁ、楽器に気持ちよく仕事をさせてあげましょう!(^o^)

 

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[お悩みのネタ]あきさん

私の音色がどうも好きになれないんです。
何をどう直せば良いのかわかりません。
アンブシュアもどれがいいのかわかりません…

 

[解答]※再編集、書き足しあり

音で悩んでるんですね?

これはムズカシイ問題で、それぞれのレベルでみんな悩んでることだったりします。
なかなか「これ!」っていう解決策があるものじゃないんで、自分の方向を見つけやすくする方法をひとつ。

それは、もっと楽器で遊ぶことです♪

みんな難しく考えすぎてることがほとんどで、「さあ、楽器を吹こう」って構えすぎています。

「いい音ださなくちゃ」

「きちんと吹かなくちゃ」

って、楽器本来の楽しさから外れていっちゃってる人が多いんです。

だからアンブッシュアも力が入りすぎてガチガチに固まっちゃったり・・・。
これじゃいい音はなかなか出ませんね。

もっと自由に、いろんな吹き方を試して、ふざけて変な音を出してみたり、
楽器ともっといろんな角度でふれあってみたらいいと思います。

まず、楽器のことを知らなくてはムリなんです。

 

たとえばスポーツにしても、サッカーが上手になりたい人はどうしたらいいでしょう。
ドリブルのしかた、リフティングの仕方、正しいフォーム・・・。
すべて先生が見本を見せてくれて、それをコピーすることが早道かもしれません。

 

でも先生がいなかったらどうしたらいいでしょう。

どうしたらいいか・・・。
なにもわからない?

 

すべての事はボールの特性を理解することで解決できます。

 

どこをけったらどっちに飛んでいくか、どのぐらいにけったらどのぐらい飛ぶのか、地面にバウンドした時の動きはどうなのか・・・。
すべて、自分ではなく、対象となるボールの特性で決まってくることです。

 

サックスでも同じです。自分が悩んでいるだけでは、なかなか問題の解決の糸口は見えてきません。
良い吹き方は自分の中で勝手に見つかるわけではなく、対象となる楽器があってこそです。
その楽器の特性によって、なにが良いのか、なにが悪いのかが決まるわけですから、その特性を理解することで自然といろんな解決策が見えてくるわけです。

 

こう書くとムズカシそうですが、実はとってもカンタン。

 

楽器は楽しむためにあるものですから、もっと楽器と一緒に遊んだらいいんです。

 

こんなふうに吹いたらこんな音がした。

こうやったら変な音が出た。

こうしたらすごく音程を下げられた。

わざと変なビブラートをかけたらUFOの音みたいになった。w

 

そんなふうに一緒に遊んでいく中で、楽器のことを少しずつわかってあげることができます。


すると、

「じゃあ、もっとこんな音にするには、きっとこうしたら・・・」っていうイメージが自然とイメージできるようになります。

 

あまり知らない楽器のことで悩んでいても時間のムダです。

もっと楽しんで楽器とふれあってみたらいいんじゃないでしょうか。

知り合いから始まって、友達、親友・・と、ステップアップしていきましょう。
自分が相手のことを知ろうとすると、急速に仲は深まります。
逆に付き合いが長くても、自分からあまり話しかけなければ何年経っても「知り合い」レベルのままだったりしますよね。w

 

じゃれあったり、悪ふざけをしたり。

 

あなたと楽器のその距離がだんだん近くなってくると、必要な答えは楽器が教えてくれるようになってくるんです。 (^o^)

 

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過去のコンテンツ

●ビッグバンド・ジャズとは。

Big Band Jazz なんて言われても、普通のJazzとどう違うの?って言う人がほとんどだと思います。ですが、結構みなさんのお目にかかっている、おなじみの演奏スタイルでもあるのです。

むかしむかし、「8時だよ!全員集合」と言うTV番組がありました。(もう知らない人も多いだろうな・・)
今のお笑い番組と、歌番組とを組み合わせたような娯楽番組でしたが、この番組の引き立て役とでも言うべきか、それなしでは成り立たなかったのが、歌のバックや、コントの効果音を受け持つバックバンド、そうです、知る人ぞ知る「ゲイスターズ」です。
そう、あれが Big Band と呼ばれる形態なのです。(そう、お笑いのバックをやるのが Big Band・・・ではありませんw)

管楽器のジャズプレイヤーが、あれだけ多く編成されている形態は、他には見つかりません。管楽器(特にBig Band に使用されている楽器)をやっている人は一度はナマで見てください。きっと圧倒的な迫力とゴージャスなサウンドに驚くことでしょう。

あぁ、あと、ちょっと古い時代を取り上げたアメリカ映画なんかでも、このビックバンドサウンドをよく耳にします。なぜなら、この演奏スタイルは当時の最先端、流行のポップミュージックとも言えるのです。当時の有名ビッグバンドといえば、"インザムード"、"茶色の小瓶"などで有名な「グレンミラー・オーケストラ」、"A列車で行こう"で有名な「デュークエリントン」、"シング・シング・シング”で有名な「ベニー・グッドマン」、その他にも「カウント・ベイシー」などがある。(ちなみに、グレンミラーはトロンボーン奏者、ベニー・グッドマンはクラリネット奏者、デュークエリントン、カウントベイシーはピアニスト)

当時のすごさがピンとこない方は、スティービー・ワンダーの"Sir Duke"という曲を聴いてみてください。Sirとは伯爵の称号で、邦題は"親愛なるデューク”となっています。もちろんこの”デューク”こそが”デュークエリントン”であり、さらに歌詞の中に、"ベイシー、ミラー、サッチモ"などの名が連なっており、偉大な英雄達をたたえています。(※サッチモ=ルイ・アームストロングの愛称。"この素晴らしき世界(What a Wonderful World)"が有名で、ボーカリストだと思われがちだが、れっきとしたトランペッター)

と、まあ、ちょっと話がそれましたが、一時代を築いた英雄達とともにあったのが、ビッグバンドだったのです。

そして、最近では「ジャズやるべ」のセリフが印象的だった、映画「スイング・ガールズ」が、まさにビッグバンドジャズですね。やっている曲も、先に挙げた有名どころばかりです。

ここで少し、日本での管楽器事情に触れたいと思います。日本では、アマチュアで管楽器をプレイする多くの人たちは吹奏楽に関わっていたりします。また、吹奏楽しかやっていないという人も多いことでしょう。ところが、サックス吹きに限っては、吹奏楽オンリーの人がクラシック命の人かというと、そうでもありません。どちらかというと、他のジャンルを知る機会に恵まれないだけだったり、ジャズ、フュージョン、ポップスのサックスなどに憧れつつも、そういった奏法をおぼえる場所がなかったりするだけの人が多く、結果的に吹奏楽の世界しか知らずに終わっている人が多いのではないでしょうか。

「この楽器が好きだから」という理由でサックスを続けている人は、現実的に吹奏楽の世界にいなければ吹く場を失ってしまう。ちょっと悲しい現実ですねぇ。

もちろん、他のジャンルに興味があっても、「自分にはとても・・」と、敬遠している人もいるでしょう。結局、どこかでバンドとの接点や、人との出会いがなければ、なかなか新しい世界に踏み出せないのももっともな話です。

個人的な意見ですが、もっともっと、Big Band が盛んになればいいのに、と思います。学生バンドが増え、ジャズとの接点が増えれば選択肢も増え、もっともっとすばらしいプレイヤーが出てくるのではないでしょうか。

そんなこんなで、私的な意見ではありますが、興味はあっても接点がなかった方は、とりあえず一度、生で演奏を聴きに行ってください。(乱暴?w)

ひとくちにBig Band Jazzといっても、やはりバンドによってカラーがあります。最近では、一流のプレイヤーたちによるBig Band もなくなってきました。一流どころをあれだけの人数集めると、とにかくコストがかかってしょうがないのです。なので、どちらかというと営業専門のプロのおっちゃんたちが、適当に演奏しているようなバンドが多いのも現実。

だったらせっかくなので、若いプレイヤーたちの熱い演奏を聴いてもらいたい!

いっそのこと大学生たちのコンテストを見に行ったらどうでしょう。
コンテストといっても堅苦しいものではありません。コンサート形式の、とても陽気なショーですのでご安心を。やはり人材の豊富な学校が上手なので、有名校ほど演奏のクオリティーも高いという図式が、ほぼ成り立っています。ウマイ学校の演奏は、ちょっとしたプロも顔負けです。なんといっても、一曲を仕上げる時間のかけ方は、プロとは比べものになりません。プロの仕事は「短時間でハイクオリティーなものを作り上げる」ことであるのに対して、学生たちは時間を惜しまずに曲を練り上げるのですから。

まあ、そうはいっても学生ですから、いろいろなバンドもありますが、そのへんはご愛敬ということで・・・。(笑)

毎年夏に東京で行われる、山野楽器主催のBig Band Jazz Contest。詳しくは、山野楽器にお問い合わせください。

●YAMANO BIGBAND JAZZ CONTEST 公式ページ

そして!

なんと、ハギー学生時代の山野ビッグバンドコンテストの映像を公開!
途中でアルトサックスのソロがあります。

 

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●サックスのマウスピースの構造

マウスピースの内部の仕組みは、下の図の通りですが、各部の名称と特徴を解説しましょう。


ボアは、音の太さに直接影響するとともに、マウスピースのコントロール性にも関わる、重要な部分です。ここの容積が大きい方が、比較的太い音が出ます。そういった物を「ラージボア」と呼びます。

チェンバーは、吹き口から入った息が、ボアに入るまでに通る道筋です。ここの容積が、音量や音の明るさなど、音色のキャラクターを決定づける重要な意味を持っています。容積が大きいと、息をたくさん必用とし、ダークな音色になります。鳴りよりも響きの成分の方が比較的、多くなります。また、容積が少ないと、少ない息で大きな音を出せ、音色は明るくなります。こっちは逆に、響きよりも鳴りの成分が多くなります。
これは、容積に反比例してマウスーピース中の息のスピードが増していくことと関係があります。

チェンバーの容積の少ないものを「スモール・チェンバー」と呼び、スモール・チェンバーにするためにバッフル面がせり出しているものを「ハイ・バッフル」と呼びます。
メタルのマウスピースなどは強度が保たれているため、ラバー製よりも肉薄に削りだしてあります。そのために、マウスピースの外観から、ある程度は中の構造(容積の大きさ)が分かるでしょう。

ハイ・バッフルでスモール・チェンバーのものは、外観もほっそりしているはずです。
(テナーサックスの方が、分かりやすいですね。)

オープン(ティップオープニング)の広さも、音量や音色に関係します。
もちろん開きの広い方が、音量も出せますし、明るめの音がしますが、それに伴い息の量も必要になります。

あまり開きが広すぎるとコントロールするのが難しくなり、狭すぎても鳴りが悪くなったりするので、自分の実力でコントロールが効く範囲で、広めのものを選ぶと良いでしょう。
それぞれのマウスピースには、売れ筋のオープン・サイズがあります。お店で聞けば教えてくれるので、それを参考にしてください。

あと重要なのが、リードとのバランスです。最適な相性のリードが見つかれば、少々のサイズの差にこだわる必要はないでしょう。あくまでも相方(リード)あってのマウスピースですので、吹きやすく、コントロールしやすいセッティングが見つかったらそれを大事にしましょう。

 

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●マウスピースを選ぶ!

マウスピースを選ぶには、どの楽器に付けて吹くかがとても重要です。
楽器によって、吹いたときの抵抗感が違いますので、それに合うマウスピースも変わってきますし、リードの合わせ方も変わってきます。必ず、自分の楽器で選んでください。

また、見落としがちなのがリガチャー(留め金)です。使用する予定のリガチャーがあるのであれば、そのセッティングで試奏してください。リガチャーだけで、抵抗感が変わってしまいます。

マウスピースのメーカーや種類によって音色が異なるのは、材質や、内部の形によって、息の流れや、リードの振動のしかたが違うからです。オープンの広さによる音色の違いもありますが、オープン サイズは、それぞれのメーカーのマウスピースの中で選べるようになっているので、マウスピースの音色の違いとはいえないでしょう。

好みの音色のマウスピースが見つかったら、吹きやすいオープンの広さを探しましょう。ただし、1枚のリードでマウスピースを選ぶと、そのリードに合ったマウスピースにだけ好感を持ってしまうことになります。いろいろなリードで試してみてください。

リードの硬さとは、絶対的なものではありません。あくまでも、マウスピースとの相対的な関係の上での硬さなのです。セルマーのC*(標準的なサイズ)のマウスピースでは3番のリードは柔らかいかもしれませんが、同じセルマーでも、F(広めのオープン)のマウスピースでは今度は硬めに感じるはず。

リードもメーカーによって削り方のバランスが違うので、同じ番号でも、硬さや鳴り方、マウスピースとの相性まで変わってきます。できるだけいろいろなもので試してみましょう。

まあとりあえず、リードは2番〜3番で選べば、大体の感じはつかめると思います。ジャズ系のマウスピースは、大体5〜6番を中心に売れていると思うので、そのあたりのサイズで選んでみてください。
(マウスピースによってサイズの表記も微妙に違ったり、同じ番号でもサイズが違ったりはしますので、あくまでも吹いてみた感じが最優先です)

 

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●オモリの恐怖!!

以前、テナーの選定を頼まれて楽器屋さんに行きました。その時のレポートです。

#1.試奏

ある日、東京の楽器屋さんにテナーサックスを買いにいきました。この時点では、セルマーのスーパーアクションのシリーズ2と、シリーズ3が平行して売られていました。試奏に使用したマウスピースはセルマーのDで、バンドレンの3半のリードをあわせていました。
吹いた感じは、シリーズ3の方がだいぶベルが薄くつくられている感じで、明るい音はしますが、ちょっと音がまとまりにくい感じです。
それに比べると、シリーズ2の方が安定感があり、吹奏楽などではこっちの方が違和感なく使えるでしょう。この時の購入者は、吹奏楽での使用をメインに考えていたので、やっぱ、こっちだな・・と思ったその瞬間!!!!
なんと、楽器のキーの指をのせる部分の貝殻が、ポロッと・・・。みんな、唖然としていました。さすがに新品の楽器でこんなことは、いや、新品でなくてもそんなには起こらないでしょう。でも、まあ今は、シリーズ2か、3かを選ぶだけだから、いいやこのまま吹いちゃえ・・・と思ったその瞬間!!

なんと、音色が変わってしまいました。
急に、薄っぺらな音になってしまったのです。

 

#2.オモリの恐怖

はずれた部分は、貝殻と金属とが合体したマーブルチョコレートほどの大きさですが、そうです、これが楽器のバランスにも大きく影響していたのでした。(ちなみに、左手薬指のキーだった)

実は考えれば当たり前のコトで、楽器屋さんで見かける、音質改善のために楽器につける「おもり」と要は一緒なのです。
右手の親指のフックや、左手の親指を置く部分を金属に換えたり、さらには、マーチング用の小さい譜面台を固定するネジのところに金属パーツを固定したり・・・。

とくに楽器の上の部分に行けば行くほど効果絶大!まだ楽器全体に振動が伝わらないうちに、振動を止めてしまうのだから!(つまり左手のキーは効果絶大だったのだ)

これは諸刃の剣で、場合によってはとんでもなく悪影響が出ます。楽器のバランスが変わるというだけで、別に「必ず良くなる」というものではないのです。ちなみにボクは、このオモリのせいでえらい目にあったんです。左右の親指を支えるパーツを金属に換えて、ぜんぜん鳴らなくなってしまったことが・・。

基本的にはあのオモリは、楽器の鳴りを止めることで、音が荒くならないようにするものなのです。たしかに響きの成分は向上するかも知れないですが、「楽器は、鳴らしてなんぼじゃ〜っ!」と思っている人で、薄めのリードを好む人には向かないと思います。むやみにオモリをつけるのはやめましょう。

バランスを考える上で重要なのが、マウスピースと楽器のバランスです。
マウスピースとリードのセットが決まると、必然的に出せるパワーもある程度決まります。このパワーが大きければ、重たい楽器(オモリを付けた物も含む)を鳴らし切ることも可能ですが、薄めのリードを合わせるセッティングでは、マウスピース単体でのパワーはそれほど絶対的ではありません。

こんな場合、重たい楽器にセットすると音量はかえって小さくなっているハズ。重たい楽器に向くのは、かためのリードでゴリゴリ吹く人でしょう。こういう人は、オモリをつけることにより楽器の抵抗が増えるので、かえって吹きやすくなると思われます。

そのほかは、「ジャズ用のマウスピースに変えたけど、コントロールしきれないで、音があらっぽくなっちゃう・・」とか、「開いた音をなんとかまとめたい」とか、楽器がマウスピースのパワーに負け気味で、ベル(管体)が薄いかんじの音になっちゃう!」という人には有効かと思います。

ちなみに、ボクのテナーのセッティングでは、セルマーのシリーズ3は管が薄く、使ってるマウスピースとの相性で、ちょっと音が軽くなってます。シリーズ2に合わせるとバッチリなのに・・。

こんな場合は、オモリをつけるポイントによっては改善されるかとも思います。きっとゴールドプレートのネックに換えた方がさらにいいとは思いますが・・。(^_^;)


話は「リガチャーの恐怖」へ続く!

 

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●リガチャーの恐怖

この話は「オモリの恐怖!!」からの続きです。
そんなこんなで、とりあえず楽器はシリーズ2に決まり、リガチャーを換えてみてびっくり。というか、これも知っている人にはあたりまえの話かもしれない・・・。知らない人は、これを読んで早く気付いてください。

とかく人は、ブランド志向であったり、高級志向であったり、人と違うものを持っていることに喜びを感じるものだ。(ナニをゆーとんねん)とくに自分のこだわっているのもほど、そういった傾向は強くなるのである。これは否定できないでしょ。でも、楽器に関しては、ちょっとやばいかも・・・。

クルマのパーツでもそうだけど、オプション的なものとか、社外品とかの方がカッコイイし、性能も良かったりするよね。(クルマでも、バランスはだいじだけどね)そんなノリで、楽器にも純正じゃないリガチャーとかを好む傾向はあるんじゃないかなぁ。とくに、こだわってる人と、ミーハーな人はその傾向が大。(ごめんなさい。でもボクもそうでした)

べつに、後づけものを否定するつもりはありません。
場合によっては、すごく効果的なこともあると思います。

ですが!

ちゃんとオリジナルのバランスと比べて、それよりもイイと感じたときに買いましょう。

買い換えることを前提にして選ぶのはやめましょう。

現状に不満がないのに、なんとなく換えたいってのはやめましょう。

 

この日は、ハリソンのリガチャーを試しました。リガチャーにもいろんなタイプがあって、オモリの時と同じようにマイルド指向の音色になるものもあります。逆に、よりリードが振動しやすいように設計されている物もあります。

マイルド指向のリガチャーを、音が荒っぽい人が使えば、まろやかな音になったりはするでしょう。
ただ、バランスが変わるので、オモリのように鳴らなくなるってこともしばしば。その可能性をつねに考えながら試奏しましょうね。

この時も、ハリソンに換えてみて、やっぱり鳴らなくなった・・・。
チョーマイルドなのである。

そこで、もしかしてとひらめいた!

楽器をシリーズ3に換えてみたのだ。シリーズ3は、音がまとまりにくく、ちょっと散りぎみだったので、このセッティングだとバランスがとれるかも・・・、と思ったらやっぱりそうだった!

シリーズ3の散りぎみだった音がまとまって、太く安定した音になったんです。
でも、ちょっと抵抗感が強く、しっかり吹き込めない人には大変そうなバランスだったので、最終的にはシリーズ2で、リガチャーはセルマーの純正のものにしました。

メタルのマウスピースなどで、もうちょっと音をまとめたいというときには、リガチャーを換えることは効果的ですが、むやみに換えるものではないことは、オモリと一緒。それよりも、多少高価ではありますが、ネックをゴールドプレートにしてみた方が良かったりするかも・・・。

ちなみにボクは、テナーはシリーズ3で、マウスピースはブランチャーを使っている。ブランチャーは、オプションでワイヤーのようなリガチャーが出ている。マウスピースに付属のリガチャーは、ゴムベルトのような感じで、この場合、オプション品の方が音が程良くまとまり、その分パワー感もあがった感じで、このワイヤーリガチャーはマル。

教訓
楽器のパーツは、
イメージで選んではいけません。

1999.12.20の記事

 

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●こんなに安くてツカエルの?(その1)

けっこう昔から、雑誌の通販広告などでサックスやトランペット、フルートなんかを売ってます。
ボクが高校生くらいからあったんだけど、コピーがまた笑えるんだよね〜。「今日から吹ける、教本・カセット付き」とか、「楽器はプレモナードの一級品!」とか・・・。

管楽器って、ひとりで始めるには障害が大きいよね。まず音が出ないし、運良く出たとしても、正しい吹き方はなかなか身に付かないと思う。でもカセットが付いてくれば!・・・って。(爆)

プレモナード」っていうメーカーも他では聞いたことないなぁ。最近ヤフオクで検索たら出品されてたけど、絶対通販で買った人だと思う。通販会社にまとめて卸すだけのメーカーなのかもね。

でも、サックス吹きとしてはやっぱ吹いてみたいワケよ。(笑)

だってオレらがふつう使う楽器って、アルトサックスで30万円以上するじゃないですか。(同メーカー、同グレードだとアルトが一番安いんです)
通販サックスは教本やらカセットやらが沢山ついて8万円ぐらいなんだよ〜っ!!
高校のころからそんな思いはずっと持ってました。

そのころは、楽器屋さんにはそういうたぐいの楽器は置いていなかったし、管楽器の場合、無名メーカーの商品を見かけることもほとんどなかったと思う。

ところが最近はコピーの得意な韓国製品の品質があがり(昔の日本みたいだね)、国内の楽器屋さんもそういう楽器を仕入れるようになりました。
特にサックスは人気があるから、初心者でも始めたいと思う人がけっこういるんだろうね。そんな人をターゲットにするんだから需要があるのもうなづけます。

さあ、ではその楽器達はどうなのか・・・。数年前からかなり気になりだしていました。

だって、プレモナードですらビックリだったのに、最近楽器屋さんで見かけるものはなんと、アルトサックスが4万円しなかったり!!

これには参った・・・。一流の楽器と同じとはいかなくても、これがふつうに使えちゃったらやってらんない!(笑)
う〜ん、吹いてみたい、フイテミタイ、符胃手見鯛・・・。どれくらい使えるんだろう。まあホントに買うワケじゃなくて、興味本位ね。とりあえず。

 

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●こんなに安くてツカエルの?(その2)

さて、それでついに吹く機会がやってきました。
たまたまボクが教えてる生徒がアルトを買いたいということで、都内の楽器屋までつき合って欲しいとのこと。(←こいつはテナー吹き)ちょうど買いたい物もあったし、彼のクルマで都内まで行ってきました。そしてそこの楽器屋さんには4万円台のサックスもゴロゴロ。

ひとしきり生徒くんのアルトをまじめに選定してあげ、中古で値段も安く、調子のいいセルマーというメーカーの楽器を買いました。新品のニューモデルより10万円ぐらい安かったし、彼はテナーサックスがメインなのでそんなにお金かけなくても・・・という思いもあり、あえて中古にしました。が、もちろん吹き比べた新品に劣る楽器を奨めるわけもなく、充分満足のいくものでした。(新品より良かったよ)

さて、彼は購入のため住所を書いたり名前を書いたり、おまけを交渉したりしています。

ヒマになったワタクシはおもむろに店員さんにこう話しかけました。
「けっこう安いのもあるんですねぇ。どんな感じですか?」みたいな感じで。

もちろん店員さんがみんなサックス吹けるわけではないので、お客さんの感想を聞いてその商品を判断している部分も多いと思います。

しかもそんな安い楽器は、初心者が試奏することが多いのは想像に難くなく、まともなインプレッションを聞く機会も少ないでしょう。自分で判断できないその店員さんは、その楽器にあまりいい印象を持っていないような反応。無理もないよね、その値段じゃぁ。

でも、「吹いてみますか?」とすすめてくれました。(ヤッター!)

まず手にした印象。見た目はキレイに作られてはいるものの、キーの造形がチャチで、サックスらしいなめらかなキーの手ざわりとはちょっと遠いカンジ。
一流品は手に当たる部分は全部角がとれてシックリくる感じがあるんだけど、なんか工業部品にメッキした感じ。(笑)

まあ安いからね!仕方ないよ。音出して見なきゃね。と、鳴らしてみるとあら不思議。なんにも問題ないよ・・・これ。
当然高い楽器と吹きくらべれば音はちょっと薄っぺらな感じなんだけど、その価格差を考えると充分じゃないのってぐらいツカエルんだよね。音を鳴らすことに限っては、不具合はナイ!

ただ、キー配置の煮詰めが甘く、手の位置に対して若干不自然。慣れるまではちょっと大変かもで、ミスタッチはすると思われた。でも慣れで解決できる範囲だね。ツカエルね、充分。クラシックにはちょっと向かないかも。クラシックでは楽器そのものが持ってる音色ってけっこう重要だと思うからね。

あとね、初心者にはむずかしいかも。吹き方がわかってる人はいいんだけど、楽器の反応を感じながら上達するのは大変。ツボがわかりにくいんです。

 

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●こんなに安くてツカエルの?(その3)

満足気に試奏室からでてくると、さっきとは違う店員さんが興味深そうに近寄ってきました。そこでまた楽器の話になったんですが、その最中、都内の楽器屋さんでオリジナルの管楽器を販売しているところがあることを思い出しました。しかもそれがここの楽器屋さんであることも・・・。

「確か都内でオリジナル楽器つくってるとこありましたよねぇ」
「あぁ、それウチですよ」

やっぱり。

「吹いてみますか?」
「はい、是非!」

ということで2本目に突入。こんどの楽器はアルトで8万5千円ぐらい。さっきのよりは高いけど、それでも安い。持ってみて・・・ん?こんどはキーに違和感がない!作りも丁寧で、高級感すら感じる。唯一、一流メーカー品から見劣りするのはネックの正面についてるメーカーのマークだ。サックスはここが顔ともいえる場所で、ここに一流メーカーのマークが入らないとどうしてもうさんくさい印象になってしまうのだ。(笑)

そんな無理を言っても仕方ないので、そこは見ないようにして(吹いてれば見えないか)試奏開始。

さっきのも悪くはなかったけど、今度はレベルが違う。これはちゃんと一流メーカーにひけをとらないように設計されてる感じ。実際、問題がないどころか、一流メーカーと吹き比べても遜色ないレベル。仕事でもツカエルヨー!!ライブはもちろん、これならクラシックの人でも使えるんじゃないかなぁ。なんか初心者用だともったいないくらい。うそみたいだけど・・・。

音色、キータッチ、質感、ともにホントに良好でした。一流品は3倍のお金を出さないと買えません。このオリジナル商品は「安いから良い」の域ではなく、一流メーカー品に極めて近い品質を持った上で、値段が3分の1なんです。その価格差のほとんどはブランドに払うお金だと思ってもいいぐらい。ステイタス性を求めれば当然有名メーカーなんだけど、そういうのを気にしない人、性能で選ぶ人、2本目の楽器を買おうとしているひと、ホントおすすめです。

ちなみにボクも欲しくなりました。(^_^;)

今回試奏させて頂いたお店は、お茶の水にあるシモクラ楽器さんでした。試奏した楽器はシモクラ楽器さんがプロデュースしているマルカートという楽器です。アルトサックスの一番安いラッカー仕上げ85,000円でした。この他シルバー、ゴールド、ゴールド(サテン仕上げ)などもあるよ。ちなみに一流メーカーのゴールドの楽器は100万円ぐらいします。マルカートは155,000円・・・。う〜ん、オモシロイ。

 

2002年12月

 

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私の使用楽器とセッティング表

  Instruments(サックス) mouthpiece(マウスピース) reed(リード)

Soprano

ソプラノ
サックス

Yanagisawa Elimona S-800
(gold lacquer)

【ヤナギサワ/エリモナS-800 (ゴールドラッカー仕上)】

Selmer (E)

Ligature/Selmer

Vandoren
(2)

Alto

アルト
サックス
Selmer Super Action Serie II
(silver plate)

【セルマー/スーパーアクション・シリーズ2 (銀メッキ仕上)】

Claude Lakey(4*4)

Ligature/Winslow

Ponzol
(2-harf)

Tenor

テナー
サックス
Selmer Super Action SerieIII *neck:GP
(gold lacquer)

【セルマー/スーパーアクション・シリーズ3 (ゴールドラッカー)】

Otto Link Metal(Florida)

Ligature/rovner star

Vandoren JAVA(red box)
(2-harf)

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